エストニア・イギリス合作映画『Firebirdファイアバード』。

エストニア出身のペーテル・レバネ監督とウクライナ・キーウ出身の主演俳優オレグ・ザゴロドニーに加え、急遽、主演・共同脚本・共同プロデューサーのトム・プライヤーの来日も決定した。また2月9日(金)初日舞台挨拶には、監督・俳優三人に加え、タレント・コメンテーターの小原プラス氏がゲストとして登壇することも決定！

エストニアに於いて、LGBTQ +映画として初めて一般劇場公開され、大ヒットを記録した『Firebird ファイアバード』。この映画のメッセージは大きな反響を喚び、公開から2年後の2023年3月には、同国議会で同性婚法が裁決され、2024年1月に施行されるに至った。これでエストニアは、バルト三国はもちろん、旧ソ連圏では初、世界で35か国目の同性婚承認国となった。
10数年に渡るロビー活動の末に同性婚制定を実現させたペーテル・レバネ監督と、セルゲイ役で共同脚本・プロデューサーを兼ねるトム・プライヤー、ロマン役を演じたオレグ・ザゴロドニー氏の来日が、決定。2024年2月6日より1週間ほど滞在し、東京、名古屋、京都、大阪の上映館を訪れる予定だ。


トム・プライヤー氏は当初はプライベートでアジア諸国を周遊中の為、日本でのプロモーション参加は予定されていなかったが、配給側の強いリクエストに応える形での来日実現となった。
今回寄せられたビデオメッセージでは、「この実際に起きた物語を、皆さんと映画館でシェアできることを楽しみにしています」と語っている。

■『Firebirdファイアバード』主演トム・プライヤー緊急来日決定！ビデオメッセージ

また今も戦火の中にあるウクライナ・キーウ在住のオレグ・ザゴロドニー氏は、国外渡航が困難な状況の中での来日となる。

彼らは来日中に新宿ピカデリー、横浜ジャック&ベティ、名古屋ミッドランドシネマ、MOVIX京都、なんばパークスシネマでの舞台挨拶も決定。新宿の舞台挨拶には、タレント・コメンテーター 小原ブラス氏のゲスト出演も決定した。

小原氏は「エストニアから、ましてやソ連時代に軍に従事する人間に同性愛者がいたという紛れもない事実を発信する今作には、目を塞ぎようのない証拠として大きない意味がある。私たちは昔から居たし、これからも居続ける。都合が悪いからと言って蓋をしてなかったことにしてはならない」という強いメッセージを本作に寄せている。

2024年2月9日(金)より、新宿ピカデリー他にて全国公開